私が病棟を辞めた3つの理由
こんにちは。
看護師のかすがです。
プロフィールに詳しい経歴が書いていますが、
私はこれまで看護師として3回の転職を経験しています。
今回の記事では、まず私が「なぜ病棟を辞めたのか?」
というところからお話ししていきたいと思います。
夜勤がつらい
病棟看護師の夜勤は少人数のスタッフになるため、日勤より担当患者さんの人数が増えます。
体力的、精神的にとても過酷で、私が辞めることを決めた1番の理由でもありました。
私がいた病棟は2交代制で、約16時間拘束です。
数字にすると、より長く感じますね…。
交代で休憩に入りますが、急変や緊急OPE、緊急入院などで休憩できず、そのまま最後まで勤務…なんてこともよくありました。
夜勤明けは疲れているのになかなか眠れず、食欲もなく毎回体が悲鳴をあげていました。
夜勤は合う人、合わない人がいると思いますが、私は完全に合わないタイプでした。
辞める直前は体のあらゆるところに不調が出てしまい、
「このままでは、仕事自体できなくなってしまう…」と思い退職を決めました。
責任の重さに耐えられない
医療の現場では、急変など一刻を争う場面に遭遇することが多々あります。
緊迫した現場で、ひとつの判断ミスが命取りになる可能性も…。
毎日何が起きるかわからず、とにかく無事に一日が終わってほしいと願いながら出勤していました。
誠心誠意患者さんのためにはたらいたとしても、医療事故を起こしてしまえば大変なことになってしまいます。
「失敗は許されない」と考えるほど自分の心が追い込まれていき、
出勤前に動悸や吐き気におそわれることもありました。
自分自身をもっと大切にしながら、患者さんへ看護を提供できる場所があるのでは?
と思い転職を考えるようになっていきました。
激務がつらい
看護師の業務として、
・清潔ケア
・処置
・採血や薬の投与
・検査
・記録
などがあります。
事前に計画は立てますが、予期せぬ事態への対応や、ナースコール対応などで業務が思うように進まないことも多いです。
特にナースコールが多いと、かなしいくらい仕事が進みません…。
時間内に終わらず、定時に帰れる日はほとんどありませんでした。
私が勤務していた脳神経外科の病棟は、麻痺などで介助が必要な方が多く入院されていました。
介助するときの姿勢には気を付けていたつもりでしたが、腰を痛めてしまい、湿布を貼ってごまかしながら仕事を続けていました。
「これからの人生、まだまだ働かないといけないのに…」
と今後に不安を感じながら働いていたことを覚えています。
激務に耐え続けた結果、心と体がしんどくなり、退職することとなりました。
まとめ
今回は私が病棟看護師を2年で辞めた理由を3つお伝えしました。
病棟を辞める前は自分の経験と実力に不安があり、本当に今転職してしまっていいのかな…
と不安に思っていました。
しかし、結果として病棟を辞めて後悔したことは1つもありませんでした。
実際に、現在もやりがいをもってクリニックの看護師として働けています。
生活リズムが整ったおかげでプライベートも充実しました♪
次回は、「【転職体験談②】転職先を選ぶコツ3選」
についてお話ししていきます。